発達障害の症状

発達障害の症状については、人それぞれに人による違いが大きいですが、代表的なものとして、

・言葉が遅い
・首がいつまでもすわらない
・極端な偏食(嫌いなものを食べる努力をする、サプリメントなどで足りない栄養素を補うなどの努力が必要です)や服装などへの執着に近いこだわり
・集中力(何か一つのことに意識を集中して取り組める力をいいます)が続かない
・何かに集中すると声をかけても気がつかないほど夢中になる
・一人遊びが好きで、他の人とのコミュニケーションがとれない
・常に体を動かしていて、じっとしていられない
・ごっこ遊びができない
・順番が守れない
・他の人の邪魔をしてしまう
・すぐにキレて、暴力をふるう
・読み書き(日本の識字率は世界でも屈指の高さなんだそうですよ)、計算、推論などができない
・オウム返しが多い
・会話が成立しない
・人が話し終わるのを待ちきれず、さえぎって話し始める
・不器用で運動が苦手
・人の表情(豊かだと親しみやすくなりますね)が読み取れず、思ったことをそのまま口に出してしまう

等があるでしょう。ドクターの診断を受けて具体的な診断名をつけられたけど、あなたには(もしくは、自分の子供には)その診断名に特徴的な症状はあまりないように思うという場合は、他の医師(不足気味だといわれて久しいですね。選択の余地もないような地域も少なくありません)の診断を受けてみるのも一つの方法です。

個人差がかなり大きい発達障害は、診断名を特定する事が難しく、そもそも、発達障害なのかの判断も専門医でないと困難です。

診察を受けた時期に最も特徴的だった症状に当てはめて、診断名がつけられることもあるようです。発達障害による症状が出ていても、その程度が軽い場合、周囲には、「ちょっと変わった子」、「付き合いにくい子」と思われて、本人の生きにくさや孤立感、苦悩などは理解されないまま、大人(いつまでもなりたくないと考える人も多いかもしれません。なにかと束縛されていると感じることも多くなるものです)になってしまった場合だってあります。

周囲の無理解によっては傷つけられて、うつなどの二次症状(自覚できるような畭変は何も起こらずに進行してしまっていることも少なくありません)が起こり、その二次症状(なかなかつらさを他の人にわかってもらうのは難しいものです)で診断されてしまうこともあるようです。