パーソナリティ障害の人への接し方
この頃、職場や学校、近所付き合いにおいて、「付き合いづらい」と思うような人が増えてはいませんか?
出来る事なら、トラブルなく円満で円滑な人間関係を続けたいと殆どの人が願っている事でしょう。けれど、現実には、付き合いづらいと感じるような人、所謂パーソナリティ障害のような方とも接しなければならないケースもあるかもしれません。それでは、そのような人とはどのように接するのが一番いいのでしょうか。
まず、その人の「付き合いづらい」レベルがどれくらいかにもよるでしょう。
変わった人やこまった人、または、ちょっとおかしな人と言ったレベルであれば、適度に距離を置くようにして下さい。この距離感がとても大切です。不用意に親切にしてみたり、優しくしたりして、親しくなってしまうと、何かあった際には逆恨みされてしまう恐れがあります。あくまでも、ビジネスライク(一般的には、ビジネスライクな雰囲気の職場よりもアットホームな雰囲気の職場で働きたいと希望する人の方が多いでしょう)に接することが、安定した関係を築くコツと思っているのです。
攻撃性を露わにしてくる人の場合には、とにかく刺激しないようにします。礼儀は欠かさない、約束はちゃんと守ると言った事を徹底して、ニュートラルな態度で接すると良いでしょう。それに、あなた自身の考え方も多少はかえる必要があります。単純に、「変な人」で終わらせてしまうのではなく、あなたの思い込みや誤解、偏見がなかったかを振り返ってみる事も重要です。付き合いづらいと感じるような人も、冷静に観察しているとほんのちょっと性格が偏っているだけで、面白い部分が沢山隠れているかもしれませんよ。
井上俊彦